CSI:科学捜査班について

CSI:科学捜査班について

アメリカのドラマを見ることが流行った時期がありました。「24 -TWENTY FOUR-」を24時間ぶっ続けで見ようなんて企画も行われていましたね。今思えばなんと馬鹿馬鹿しく無謀な企画かと思いますが、当時は皆がTUTAYAに走り、日曜日はアメリカの最新ドラマを借りて観るというのが普通のことだったんですよね。現にあの頃はどこのTUTAYAに行ってもアメリカドラマの棚は空っぽで、中々借りられませんでした。そんなアメリカドラマブームもひと段落した昨今、今更感が否めない所がありますが、私はあるアメリカドラマに嵌っています。「CSI:科学捜査班」です。2000年から始まったこのシリーズは、アメリカ国内はもちろんのこと海外でも高い人気を誇っていて、現在シーズン14が放送中となっています。来年にはシーズン15の製作も決まっているそうです。日本の人気ドラマ「相棒」が現在シーズン12ですから、このシーズン15の凄さが分かって頂けると思います。眠らない街・ラスベガスを舞台に、日々起こる凶悪な事件を解決していくというスピーディーでハラハラドキドキするドラマとなっています。

見どころ

製作総指揮はあの「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで知られるジュリー・ブラッカイマーが担当し、主題歌にザ・フーの「Who Are You」を起用しています。華やかなカジノを中心に人々の欲望が渦巻く街・ラスベガスを舞台に次々に起こる難事件を、科学捜査班(CSI=Crime Scene Investigation)が最新科学を駆使して、現場証拠から犯人及び過程を解明していきます。このドラマの大きな特徴として、必ずしも事件が全て解決するわけではなく、解決しても後味の悪い結果になることもある点が挙げられます。このストーリーのリアリティが人気の秘訣でもあるのではないかと思います。また、各話のエンディング部分で、後日談などのエピソードが描かれることなく、いきなり終わってしまうことが多いのも特徴です。基本的には1話完結なので自分のペースで焦らず見られるのも嬉しいところです。ですが、特定の犯罪者が複数のエピソードやシーズンにまたがって登場することもあります。

主人公

主人公に相当するキャラクターが各シーズンに1人おり、シーズン1の第1話からシーズン9の第10話まではウィリアム・ピーターセン演じるギル・グリッソムが、シーズン9の第11話からシーズン11最終話まではローレンス・フィッシュバーン演じるレイモンド・ラングストンが、そしてシーズン12の第1話からはテッド・ダンソン演じるD・B・ラッセルが主人公格としてストーリーを牽引しています。一方、チーム全員でひとつの事件を捜査することもあれば、1エピソードごとに複数の事件をチーム分けで担当することもあるため、必ずしも主人公格のキャラクターばかりに焦点が当たるわけではありません。犯罪捜査を軸としつつもチームの人間関係や捜査官個人にスポットが当たることもあり、特定の捜査官を中心に描かれるエピソードでは、他のキャラクターの出番が少なかったり、全く登場しないこともあります。

セット・小道具

セットや小道具は全て実際の捜査で使用されているのと同じ本物を用意し、撮影しています。これはリアリティ追求のためであり、テレビ番組制作の予算が少ない日本のドラマでは中々できない芸当です。しかし、かれらCSIのメンバーのように、鑑識班が捜査班として尋問したり逮捕したり捜査したりといったことは、現実の犯罪捜査ではありえないことなのだそうです。番組中CSIチームが使う捜査用車両は、番組開始当初はシルバーの二代目ジープ・グランドチェロキーでしたが、第1シーズンの中盤から青の二代目シボレー・タホ、第2シーズンからタホの姉妹車である青の二代目GMC・ユーコンデナリ、第6シーズンではそのシルバー、第7シーズン第3話からシルバーの三代目ユーコン、第8シーズン第13話から黒の三代目ユーコンのハイブリット仕様に乗り換えています。

評判

全米では、「ER緊急救命室」、「フレンズ」を抜いて視聴率NO.1になり、その好調さを示すように「CSI:マイアミ」、「CSI:ニューヨーク」と2作のスピンオフ作品が発表されています。また、第31回アメリカ映画俳優組合賞では、フェイバリット・テレビ・ドラマシリーズ賞を受賞、キャサリン役のマージ・ヘルゲンバーガーがフェイバリット・テレビ・スター女優賞を受賞しました。また、主演のウィリアム・ピーターセンの2008年時点での出演料が60万ドルであり、これは全米のプライムタイムのドラマでは最高額でした。シーズン1から平均視聴者数は2000万人超えを記録、通算100話目となるシーズン5の第8話「第三の性」では、シリーズ最多となる3146万人の視聴者数を記録しました。このシーズン5ではスピンオフ2作も出揃い、第1話の視聴者数が週間視聴者数ランキングでそれぞれ1位、2位、5位を記録、3作すべてが大ヒットとなりました。シーズン5の視聴者数は平均で2626万人であり、全シーズンで最多となりました。しかしこれ以降視聴者数は緩やかに減少し、シーズン8では平均視聴者数が2000万人を割り込みました。シーズン12の第20話「殺しの衝動」では、1話あたりの視聴者数が1000万人を割り込むなど、その勢いには陰りが見えています。なお、マイアミ編は2012年5月にシーズン10をもっての打ち切りが、ニューヨーク編は2013年5月にシーズン9をもっての打ち切りがそれぞれ発表されており、CSIシリーズの中で放送が継続しているのは本作のみとなっています。

社会への影響・批判

現実の捜査では、DNA鑑定や遺体の毒物検査の結果が判明するまでに数週間から数ヶ月かかるのに対し、ドラマ内では数時間程度で結果が出るという違いがあり、実際の捜査手順からかけ離れていると批判されることがしばしばあります。また、アメリカでは人気番組であるCSIを見た陪審員が、現実とかけ離れた証拠の基準を抱くようになり、たとえ複数の目撃証人がいても、科学的証拠なしでは有罪判決を拒否するようになる傾向があると指摘する検事や法学者も存在します。他にも劇中で行われる高度な科学捜査を一般に広めてしまうことで、犯罪隠蔽の巧妙化を招くのではないかと不安視する声もあります。この意見はドラマ内でも取り上げられ、記者がグリッソムにその質問をするシーンも見られます。

出演者の変遷

本作は放送が10年以上に及ぶ長寿作品ということもあり、レギュラーはもちろん、その他の出演者の入れ替えも随時行われています。レギュラー出演者については、シーズン1の第1話の時点では5人でしたが、シーズン3以降は8人になりました。その後、シーズン7からシーズン12までは、シーズンの途中あるいは節目で必ずレギュラー出演者に変動が生じていました。シーズン14の時点では、レギュラーは11人と当初の倍以上に増えています。なお、シーズン1の第1話から継続してレギュラー出演しているのは、ブラス警部役のポール・ギルフォイルただ一人です。出演者の変遷がメディアの話題となった事例では、2004年、ギャラ交渉のもつれによってサラ・サイドル役のジョージャ・フォックスと、ニック・ストークス役のジョージ・イーズの降板が発表されました。後日、制作側との和解によって二人の降板は取り消されましたが、2007年の契約更改でジョージャ・フォックスの更新は行われず、彼女はシーズン8で番組を一度降板しました。2008年には、ウォリック・ブラウン役のゲイリー・ドゥーダンが契約の更新を断り、降板することが発表されました。発表から約半月後にゲイリーが複数の麻薬所持で逮捕され、降板の理由に関しても様々な憶測が飛び交いました。また同年、ギル・グリッソム役のウィリアム・ピーターセンがシーズン9を最後に番組を降板することが発表されました。一部では「マイアミ」「ニューヨーク」などスピンオフ化の方向性に不満を持ったと噂されましたが、降板後もピーターセンはエグゼクティブ・プロデューサーとして番組の製作に関わっています。2009年、ジョージャ・フォックスがシーズン9にゲスト出演。その後、彼女はシーズン10にも出演し、シーズン11からは再びレギュラーとして出演しています。

私の感想

正直言って私は海外ドラマにはあまり興味がありませんでした。日本のドラマですらそんなに熱心に見たことがない私が、なぜこの「CSI:科学捜査班」に嵌ったかといいますと、仕事を辞めて暇な時間が増えたことがきっかけでした。所謂ニート生活を送っていた私は、ただただだらける毎日に飽きてしまい、TSUTAYAへと足を運び、この作品と出逢いました。数ある海外ドラマの中からなぜこの作品を選んだのかは覚えていません。なんとなく、面白そうだなと思ったからだと思います。さっそく家に帰り、DVDを再生すると、スピーディーな展開と、スマートに事件を解決していくCSIのメンバーに一気に惹かれてしまいました。そして必ずしもスッキリと解決するわけではないストーリー展開のリアルさにも魅了されました。とにかくリーダーのグリッソムがかっこよく、頼りがいがあってダンディで、こんな上司の元で働きたいと切に願ったものでした。現実にはあんなに部下に慕われ、仕事ができる上司は中々いないと思います。とにかく登場人物のキャラクターが魅力的で、最新科学を駆使した謎解き部分もとてもスタイリッシュでカッコいい作品です。未見のかたは是非ともご覧ください。